フィル・ミケルソンが25年間連れ添った名キャディ"ボーンズ"ことジム・マッケイ氏とのコンビ解消を表明。未来永劫に続くと思われた2人にいったい何が……?
名コンビだったが……
現地時間19日、2人はマスコミ各社に同時に声明を送り、四半世紀に渡った"プレーヤーとキャディの関係"を解消すると発表した。雇い主は選手なので関係を絶つということは解雇なのだが、今回のケースはそうではなく"円満離婚"らしい。
「お互いの了解のもと素晴らしく思い出深い関係にピリオドを打つ理由は1つではありません。いまが変化のときだとお互いが感じた上での決断です」(ミケルソン)
相棒のボーンズも「フィルとの素晴らしい日々を経て、この度別々の道を歩むことになりました。これほど長くひとりのキャディがひとりの選手のバッグを担ぐのは稀です。25年前、私の夢はライダーカップでキャディをすることでした。昨年11 回目のライダーカップを経験して熱戦の模様を最前列で目撃することができました。まだまだフィルは一流です。これから勝つことがあれば(マスターズなら最高)真っ先に祝福に駆けつけおめでとう、をいうつもりです」
2人の出会いは92年。当時まだミケルソンはアマチュアで、人を介し全米オープン予選のキャディをしたのが初。36ホールを69・63の好成績で本戦にコマを進めて以来、ボーンズがひざの手術をしたとき以外、すべての試合でバッグを担ぎ、二人三脚でメジャー5勝を含むツアー通算41勝を挙げてきた。唯一ボーンズが担がなかったのはアマチュア優勝した91年のノーザンテレコムオープンだけだ。
今後、ミケルソンは元アリゾナ州立大のコーチでホン・ラームのマネジメントを行っている実弟のティムをキャディに起用する。ボーンズはといえば、若手の有望株のバッグを担ぐという噂もあるが、テレビレポーターの引き合いもあるようだ。
名物コンビが見られなくなるのは寂しいが「2人の友情は永遠」(ミケルソン)とのこと。それぞれの今後に幸あれ!
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