もう一人の“ブルック”女子ではヘンダーソンV
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/07/18号
2017/07/07更新

もう一人の“ブルック”
女子ではヘンダーソンV

 "ブルックス"ケプカが全米オープンを制したのと同週、米女子ツアーではカナダ出身の19歳"ブルックヘンダーソンがマイヤーLPGAクラシックで優勝した。聞いたことがあるようでよく知らないヘンダーソンの素顔とは?

 ヘンダーソンを一躍有名にしたのはちょうど1年前のメジャー、KPMG女子PGA選手権(全米女子プロ)。当時世界ランク1位だったリディア・コーをプレーオフで下し、18歳9カ月2日にして大会史上最年少Vを達成。48インチの超長尺ドライバーを駆使したプレーが話題になり「新星、現る」と騒がれたもの。その勝利で一気に世界ランク2位に浮上し、同世代のリーダーのひとりに名乗りをあげた。

 そんな彼女の生い立ちは……? カナダ中東部のオンタリオ州に生まれ、父の手ほどきでクラブを握ると、幼い頃から数々のジュニアトーナメントで連戦連勝し、13年のカナダ女子アマで優勝。14年には全米女子アマで準優勝しアマチュア世界ランク1位に。同年軽井沢で行われた世界女子アマ選手権では、期待に違わぬプレーで個人戦優勝を果たしている。

 翌15年プロデビュー。すると8月のポートランドクラシックで後続に8打差をつける圧勝で初優勝。 今回、待望のツアー4勝目(マイヤーLPGAクラシック)は、レクシー・トンプソンやミッシェル・ウィと競り合い、難産の末、つかんだだけに喜びもひとしおで「父の日だから、コーチであり親友であり、偉大な父デーブにこの1勝を捧げます!」と感激をあらわにした。

 ちなみに6歳年上の姉ブリタニーは、妹が17歳でプロ入りしたとき自らの夢を諦め妹のキャディになることを決意。「妹の犠牲になった? とんでもないです。素直に一番心地よい選択をした結果です」(ブリタニー)

 二人三脚でツアーを戦う美人姉妹の夢は「3年後の東京オリンピックに出場すること」だ。

 
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