週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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聴聞会は８月に延期。
睡眠障害に悩むタイガー

　＂衝撃の逮捕＂以来初めてタイガー・ウッズがツイッターを更新。米時間６月19日午後７時21分、ファンや同僚プロへの感謝の言葉をつぶやいた。

　飲酒あるいは薬物の影響下による運転の疑いで逮捕され「アルコールではなく複数の処方薬を摂取したことによる予期せぬ反応。すべての責任は自分にある」という声明を発表していたタイガーだが、ツイッターを投稿するのは約１カ月ぶり。

　「最近、腰痛と不眠を緩和するための薬の摂取に関して専門家の助けを仰いでいます。ファンの方々やツアープレーヤーの皆さんには数々のサポートとご理解をいただき感謝の気持ちでいっぱいです」

　それを受けマネジメントを務めるマーク・スタインバーグ氏がＥＳＰＮスポーツの取材に答え「彼がいまどんな状態かをいえる立場ではないが、はっきりしているのは彼が現在も治療中であるということ。タイガーは物理的な痛みに長い間耐えてきた。それが睡眠障害や不眠症につながっており、今後も問題解決には長い時間が必要」と発言。７月５日に予定されていた裁判所の聴聞会が８月９日に延期されたことも明かしている。

　去る５月24日、タイガーは４月に受けた４度目の腰の手術に関して「痛みが消えた。こんなに爽快なのは久しぶり」とホームページに綴っていた。しかし逮捕時には強力な痛み止めのバイコディンや精神安定剤ザナックスを含む複数の薬を服用していたようだ。

　「手術をしたからすぐよくなるとかそういう単純なことではない。もっと複雑で根深いものがある。現実を生きながら将来のことも考えなくてはならない。厳しい状況のなか、タイガーが責任を全うするといったのは良かった」（スタインバーグ氏）

　孤高の王者の未来に少しでも希望があれば良いのだが。

　
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