「試練も楽しい」「私は無類のゴルフ好き」新NO・1はユ・ソヨン
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/07/18号
2017/07/07更新

「試練も楽しい」「私は無類のゴルフ好き」
新NO・1はユ・ソヨン

 ウォルマートNWアーカンソー選手権で今季2勝目を挙げたユ・ソヨンが、女子の世界ランキング1位に浮上した。「いつの間に?」と驚く一方「そもそもユってどんな選手?」との声も挙がって……。

 つい最近、リディア・コーが死守してきた世界ランク1位の座をアリヤ・ジュタヌガンに明け渡したのがニュースになったと思ったら、わずか2週で入れ替わった。

 「夢が叶いました。ナンバーワンを目指してきたけれど、こんなにうれしいこと(優勝と世界ランク1位)が一緒にやってくるなんて予想外です」と、本人さえ朗報を驚いた様子。だが「実力からすれば当然」の声もある。

 母国韓国でアマチュア時代から注目され17歳でプロに転向すると、2011年全米女子オープンで初優勝を飾り一躍"時の人"に。今シーズンはレクシー・トンプソンが視聴者からの指摘で4打罰を課されたANAインスピレーションでプレーオフに進出。レクシーを下しメジャー2勝目を挙げている。

 「あの試合に勝った後、多くの人から優勝に相応しくない、と言われました。レクシーのファンにしたらそうですよね。彼女を応援したくなる気持ちもよくわかります」とちょっぴり悲しげ。

 だがそれで逆に「開き直れた」というユはウォルマート3日目にコースレコードの「61」をマーク。最終日も危なげないゴルフでツアー通算5勝目をゲット、シーズン複数回優勝一番乗りとなった。

 ツアーでは「安定感抜群」の評価も。本人は「もしそうなら、私が無類のゴルフ好きだから。集中してゴルフのすべてを楽しみ尽くしたいと思っているんです。神様がどんなご褒美、どんな試練を与えてくれるか、楽しみで仕方ない」

 やさしげな雰囲気で世界ナンバーワンに上り詰めたユは「他人と競うのではなく、どれだけ目の前の1打に集中できるかが勝負。もっともっと勝ちたい」と貪欲だ。

 米女子はユ、コー、ジュタヌガン、レクシーの"4強戦国時代"に。次に天下をとるのは誰か、まったく予断を許さない状況だ。

 
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