舞台はバリ。ミケルソンがトランプのコース改造
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/08/01号
2017/07/31更新

舞台はバリ。ミケルソンが
トランプのコース改造

 フィル・ミケルソンがドナルド・トランプ大統領のゴルフコースを改造することに決まった。

 インドネシア・バリにあるニルワナバリゴルフクラブ。インド洋に面したこのリゾートコースは今月末に閉鎖され、トランプインターナショナルGCとして生まれ変わる。

 「幸運にも、これまでいくつかの素晴らしいプロジェクトに関わってきたが、6つ星リゾートに関われるのは滅多にないことで、信じられないようなチャンスだ」とミケルソン。グレッグ・ノーマンが設計したコースは、海岸線の素晴らしい景観と戦略性で高評価を受けていたが、20年前に作られたため、シャークティといわれるバックティでも6805ヤード。距離を伸ばす必要はあったのかもしれない。

 「ミケルソンの才能と構想力をあのような美しい場所で、私たちの最新の開発に生かせることにワクワクする」とは、息子のエリック・トランプ氏だ。

 かつて、ミケルソンはトランプ大統領の移民に対するコメントを批判したことがあるが、当時、「彼のコメントには同意できないが、ゴルフの振興に対して彼がしたことには感謝している」とも語っていた。そろそろ、レギュラーツアーからの引退の声も聞こえてくる47歳のミケルソンにすれば、自分の名前が残る名コースの設計・改造に政治的な立場を離れて魅力を感じているということなのだろう。

 一方、トランプ側からすれば、大統領のゴルフカートのグリーン乗り入れなどで、ゴルフ界からも見放されつつある状況のなか、イメージアップのためにもミケルソンの名は欲しいはず。お互いの利害が一致したといえるのかもしれない。

 
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