日曜日しか休みを取れないゴルファーにとっては嬉しい全曜日均一料金制。いくつかのコースが断念したが、3年以上も同制度を継続しているのが淀川河川敷のパブリック、高槻GCだ。
同GCの同制度は13年4月から採用。その前年、淀川の氾濫により2カ月以上クローズしたのを再開した際、「それまで減少気味だった入場者を増やすため、起爆剤になる営業形態をということで始めました。社員の士気も上がりました」(代表取締役・佐藤祐康氏)。佐藤氏はもともと「映画館や遊園地などは全曜日同一なのになぜゴルフ場だけは違うのだろうと思っていました」という。
実施してみると、まずは停滞気味だった土、日曜の利用率が上がった。さらに、"確実に"若い層が増えたという。
現状はどうかというと──。土・日祝日はほぼいっぱいで、キャパシティの100%に近い。ただし夏だけは9割ほどになる。平日は到着順、土・日祝日は予約制。平日は7割程度だが、これは均一料金の導入前と変わらないという。年間来場者は5万3000人ほど。
このアイデアをゴルフ場運営コンサルタント・石井米二郎氏に聞いてみると「若い人がゴルフに近づくためにはいい営業策だと思います。思いきって土曜か日曜どちらかを年齢制限して若いゴルファーだけにするという手もあるのでは……」とのこと。
ちなみに全曜日同一料金制を採用しているのは他に河川敷で市営ゴルフ場の赤川市民G場(山形県鶴岡市)。年間1万3000人ほどがプレーしている。日光CCは冬季の12月16日から2月末の間、同制度で営業している。
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