多くはゴルフ場の一角を借りてプレーされるフットゴルフ。サッカーボールを蹴ってカップに沈めるまでのストローク数を競うこの競技は、欧米からやや遅れ、日本でも徐々に普及。今年10月には、軽井沢72ゴルフで国際的メジャー大会が開催されることになった。
サッカーボールでゴルフをする「フットゴルフ」。カップはこんな大きさ!
フットゴルフの歴史は浅く、ルールができ上がったのは2009年。しかし、3年後の12年にはハンガリーで第1回ワールドカップが開催。同年、国際フットゴルフ連盟が設立。その後の競技人口、競技数などの普及度は「スポーツ史上最速」と言われる。
日本では14年に日本フットゴルフ協会が設立。同年に協会主催のジャパンオープン(シリーズ大会で、今年は全8回開催予定)が始まった。
「競技人口は遊びでプレーされている人も含め、延べ約1万人と見込まれています」(同協会)
協会が把握している常設コースは、現在全国9コース。多くはゴルフ場(ショートコースを含む)の一角を整備して造られたものだ。
「アメリカでは全米ゴルフ協会が積極的に支援しており、既に約500コース。イギリスにも約200コースあります。日本でもプロゴルフ協会、女子プロゴルフ協会からはゴルフのエントリースポーツとしてご理解をいただいています」
というのも、同競技のルール&マナーは、多くがゴルフと共通しているからだ。子どもには手軽に楽しめるフットゴルフからゴルフ場に慣れ親しんでもらい、いずれはゴルフにも……、という思いだ。
それはゴルフ場も同じで、同協会にはゴルフ場からの相談がコンスタントに寄せられているそうだ。
ところで、今秋軽井沢で実施されるメジャー大会だが、今年スタートした「フットゴルフ世界ツアー」(全世界で合計260試合以上が予定されている)の最高峰の大会で、今年は6試合が予定されている(軽井沢大会が最終戦)。協会ではこの大会を成功させ、2020年予定の第3回ワールドカップの日本開催をアピールしたいとしている。
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