週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

金額がケタ違い！
秋のボーナス11億円は誰の手に？

　米ツアーではプレーオフが始まっている。誰が年間王者になってボーナス１０００万ドル（約11億円）を獲得するのか？　そして年間最優秀選手は誰の手に？　アメリカでの予想をチェック！

　プレーオフに入った段階で、ポイントトップは松山英樹だ。２８６９ポイントで、２位のジャスティン・トーマスに１８０ポイントの差をつけている。「そんなにあるの」と思うかもしれないが、プレーオフ１試合に勝てば２０００ポイント。いくらでもひっくり返る可能性がある。年間王者に関しては＂貯金＂はあまり意味はない、プレーオフ４試合をいかに勝つかがポイントだ。

　ちなみに、プレーオフ直前のラスベガスのブックメーカーの賭け率では、一桁倍率のプレーヤーは３人だけ。ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピースの２人が５倍で、１ドル賭けると５ドルになる。松山は６倍でわずかに前の二人より予想は劣るが、贔屓の選手に賭けるケースが多いことを考えれば、これは人気の差と言えるのかもしれない。以下、リッキー・ファウラーが10倍、ローリー・マキロイとトーマスが12倍、ジェイソン・デイとブルックス・ケプカが15倍、セルヒオ・ガルシアが30倍。

　現在の勢いからいえば、年間王者争いでは全米プロで活躍したトーマスと松山が筆頭で互角。ただ、これが年間最優秀選手争いとなると「メジャーを制しているトーマスが松山を一歩先んじている」というのが米ゴルフ誌の見立て。ともに今季３勝だが、やはりメジャーの差が大きい。

　最後に平均ストローク数で競うバードントロフィー争いを見てみると、現在トップはファウラーの68・95。スピースと松山が、それぞれ69・06と69・28で追う形となっている。つまりこちらもプレーオフ４試合次第ということだ。

　
【関連記事】こちらも注目です！
2006/11/21　米ツアー・フェデックスカップのボーナス1000万ドルの支払いを巡っての噂話

一覧へ戻る