レクシーがミラクル連発!タイガーも大興奮のソルハイム杯
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/09/12号
2017/09/01更新

レクシーがミラクル連発!
タイガーも大興奮のソルハイム杯

 日本ではあまり話題にならなかったが、2年に1度米国と欧州が激突する女子版ライダーカップ、ソルハイムカップ。シーズン一番の盛り上がりを見せた大会の全貌は?

 タイガー・ウッズが「素晴らしいマッチだった。レクシー(トンプソン)はじめアメリカチームのみんな、すごく刺激を受けたよ。連覇おめでとう!」とツイッターでつぶやくほど現地(米アイオワ州開催)では話題沸騰。結果は米チームが16・5対11・5ポイントの大差で勝利した。

 そんななか、米チームのベテラン、クリスティ・カーが負けなしの3勝1分けを記録。3・5ポイントを加算しアメリカ勢の歴代通算最多ポイントを更新した。

 これまでは、今回米チームのキャプテンを務めたジュリ・インクスターが出場9回で18・5ポイントを挙げたのが最高だったが、カー(出場8回)が21ポイントで米国勢トップに。

 「自分のためではなくすべてはチームのため。どれだけ重圧と戦ってきたかを思うと感無量です」とカー。

 ちなみに大会記録はローラ・デービーズで25ポイント。2位は1ポイント差でアニカ・ソレンスタム。

 そのソレンスタムが満を持して欧州チームキャプテンの重責を担ったが、大会直前にポイントゲッターのスーザン・ペターセンが怪我で欠場するなど不運が重なり、2大会ぶりのカップ奪還とはならなかった。

 歴史に残るといえば、最終日のシングルマッチ1試合目に登場した世界ランク2位のレクシーとアンナ・ノードクイストの対戦。前半4ダウンの劣勢に立たされたレクシーが、後半チップインを含む2イーグルを奪い、ロングパットを次々ねじ込むなど盛り返し、引き分けに持ち込むと米チームのボルテージは急上昇。流れは完全に米チームに傾いた。

 「前半ボロボロで後半覚醒。こんなにおかしなゴルフは人生初」と苦笑いしたレクシーはカーとともに間違いなく大会の主役だった。

 
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