日本ではあまり話題にならなかったが、2年に1度米国と欧州が激突する女子版ライダーカップ、ソルハイムカップ。シーズン一番の盛り上がりを見せた大会の全貌は?
タイガー・ウッズが「素晴らしいマッチだった。レクシー(トンプソン)はじめアメリカチームのみんな、すごく刺激を受けたよ。連覇おめでとう!」とツイッターでつぶやくほど現地(米アイオワ州開催)では話題沸騰。結果は米チームが16・5対11・5ポイントの大差で勝利した。
そんななか、米チームのベテラン、クリスティ・カーが負けなしの3勝1分けを記録。3・5ポイントを加算しアメリカ勢の歴代通算最多ポイントを更新した。
これまでは、今回米チームのキャプテンを務めたジュリ・インクスターが出場9回で18・5ポイントを挙げたのが最高だったが、カー(出場8回)が21ポイントで米国勢トップに。
「自分のためではなくすべてはチームのため。どれだけ重圧と戦ってきたかを思うと感無量です」とカー。
ちなみに大会記録はローラ・デービーズで25ポイント。2位は1ポイント差でアニカ・ソレンスタム。
そのソレンスタムが満を持して欧州チームキャプテンの重責を担ったが、大会直前にポイントゲッターのスーザン・ペターセンが怪我で欠場するなど不運が重なり、2大会ぶりのカップ奪還とはならなかった。
歴史に残るといえば、最終日のシングルマッチ1試合目に登場した世界ランク2位のレクシーとアンナ・ノードクイストの対戦。前半4ダウンの劣勢に立たされたレクシーが、後半チップインを含む2イーグルを奪い、ロングパットを次々ねじ込むなど盛り返し、引き分けに持ち込むと米チームのボルテージは急上昇。流れは完全に米チームに傾いた。
「前半ボロボロで後半覚醒。こんなにおかしなゴルフは人生初」と苦笑いしたレクシーはカーとともに間違いなく大会の主役だった。
【関連記事】こちらも注目です!
2017/04/17 レクシー4打罰問題。タイガー、ミケらからも異論が……
2017/05/15 “レクシー事件”視聴者指摘制限へ……
2016/05/24 「木曜よね!?」貫録レクシーが日本の試合で仰天したギャラリー数
一覧へ戻る
|