先月26日、フロリダ州セントオーガスティンで今年度のゴルフ殿堂入りセレモニーが行われ、新たにロレーナ・オチョア、デービス・ラブⅢ、イアン・ウーズナム、メグ・マローンらがホール・オブ・フェーマーの仲間入りを果たした。
「人生でもっとも光栄な出来事」と喜んだのはラブⅢ。ツアー通算21勝、永久シード選手でもある彼はライダーカップのキャプテンを2度務め、同僚プロからの信頼も厚い。当然の殿堂入りとも思われるが本人は、知らせを受けたとき「(師匠の)ハービー(ペニック)と一緒のクラブ(殿堂)に入れるなんて夢のようで、思わず頬っぺたをつねったよ」と笑った。
そしてラブⅢ以上の高笑いだったのがオチョアだ。メジャー2勝を含む通算21勝を挙げ、史上もっとも長期間世界ランク1位に君臨したが28歳で電撃引退を表明。かねてから殿堂入りの条件であるポイント(優勝や各部門賞によるポイントの累計)は満たしていたが、もう1つの「ツアーで10年間プレーすること」という条件を満たせず殿堂入りが見送られてきた。しかし規定の変更により今回晴れて壇上に。
「10年前、夫(当時は恋人)がこの施設(ゴルフ殿堂)に連れてきてくれて、将来家族でここに戻って来たいね、といってくれたんです。その夢が叶うなんて私は世界一の幸せもの!」
"小さな巨人"ウーズナムはマスターズ優勝のほか欧州ツアーで2度の賞金王に輝きライダーカップの勝利キャプテンも務めた。10代の頃からパーマー、ニクラス、プレーヤーのビッグ3に憧れ世界を目指したが、周囲の大人たちは「まずは少し身長を伸ばしたほうがいい」と余計なお世話。「当時から10センチは伸びたんだけどこの通り」と自虐ネタで笑いを誘った164センチは胸を張った。
尚、ヘンリー・ロングハースト(英)も特別功労部門で今回殿堂入りしている。
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