ちょっと驚きのギャラリーサービスが日本プロシニアで行われた。
ギャラリーがフェアウェイへ
その名も「エキサイティングフェアウェイ」。入場の際に抽選で選ばれたギャラリー5人がロープ内、それも選手のごく近くでプレーが観戦できるのだ。
最終日、13組目の井戸木鴻樹、植田浩史、冨永浩の組がティオフする前にその5人が紹介されると、なんと選手と歓談しながら2打目地点へ。少し離れたところでプレーを見守る。係員が誘導するので選手側のプレーの妨げになることはない。もちろん5人は大感動。
「昨年、アルファクラブカップ(矢板CC)で試験的にやってみたところ好評で今年も実施。今シーズンはもうやる予定はないのですが、来年からはスポンサーとの兼ね合いなどで考慮中です」(日本プロゴルフ協会・五十嵐朋広氏)
ただ、惜しむらくは1ホールのみだったこと。ちなみに、米チャンピオンズツアーでは全試合ではないが、すでにそのサービスは実施。そもそも同ツアーではなるべく選手とギャラリーを近づけようと、ローピングもギリギリ。日本では安全性に"保険"をかけ過ぎ、選手が豆粒にしか見えないことも多い。「米ツアーではもう10年以上前からローピングを二重にし、フェアウェイに近いエリアの観戦はチケット代を少し高くして売っています。また最終日、最終ホールのグリーンでの闘いを見せようとグリーンを囲むローピングにして"砂かぶり"にしていますね」(テレビ解説者・佐渡充高氏)。全英オープンでは最終組の最後のプレーヤーの歩く後からローピングをグリーンまで絞っていく方法は有名。臨場感を出してこそのゴルフトーナメントだという精神だがそこには1本筋が通っている。
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