野球界はドラフトの話題で盛り上がったが、ゴルフ界も高3は、進学かプロへの道か、岐路に立つ大きな節目。石川遼の8歳年下の弟、航わたるもそんなひとりだ
兄とそっくり
埼玉県内で屈指の進学校として知られる県立浦和高校3年生で、昨年は関東高校ゴルフ選手権で優勝するなどトップジュニアとして活躍。今年も日本ジュニアで9位タイの成績を残している。
8月の日本ジュニアに出場した際は「まだわかりませんが、大学に行かないでゴルフで上を目指したい。来年の予選会を受けたいと思っています」と高卒でプロ転向を模索している様子だった。しかし、先月、兄とともにマイナビABCに出場した際「日体大の推薦入学を受けます。高校の先生にも伝えました」と大学進学を口にした。
航のマイナビABC出場権は10月初旬に行われた石川遼の名前を冠した男子下部ツアーの「石川遼 everyone PROJECT Challenge」でローアマとなって獲得したもの。これは航にとってプロトーナメントでの初の予選突破でもあった。
進学について「プロになるにしても、進学するにしても、自分で決めることが大切です」と父の勝美氏。そして、「いま、大学に進む多くの若者は、何となく流されるようにして進学を選んでいます。そうではなくて、何になるのにしても、18歳の自分が将来を模索していくことに価値があると思っています」と話す。
まだ、日体大進学が決定したわけではないが、18歳の船出に追い風は吹くだろうか。
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