米ツアーでは以前から、男女多くの選手が「ツイッター」で情報発信を行っている。対して国内ツアーで最近、画像・動画共有SNSの「インスタグラム」を活用するプロが増えている。
「インスタ映え」(インスタグラムに投稿すると注目されそうな写真)という言葉が普通に使われているように、最近はインスタの人気が熱い。この9月にニールセン社が発表したデータでは、インスタアプリの利用者数は昨年同月比で43%増の1706万人と急増中だ。
プロゴルフ界も例外ではなく、宮里優作、横峯さくらが10月から投稿を始めた。
横峯はその動機を、米ツアーで結果が出ずに苦しんでいたとき、子どもを託児所に預けながら転戦し、奮闘する先輩選手のインスタを見て勇気づけられた。自分も誰かに勇気を与えられたら、という思いから始めたと記している。
女子プロではフォロワー16 万人余のイ・ボミや同6・9万人の宮里藍、同6・6万人の金田久美子をはじめ、フォロワー1万人超えのプロがゴロゴロ。その一人、辻梨恵はインスタの魅力を、「最初は若い人たちに私のことをもっと知ってもらいたいと思って始めました。今はいい成績を挙げられると応援のメッセージが増えるので、励みになります」という。男子はまだ女子ほどではないが小平智や谷原秀人、横田真一などはフォロワーを増やしている。
また、JGTOも今年の年初から着手。開幕戦からは動画を交え、意欲的に取り組み、ファンの評判も上々だ。
「コースを離れたところでの、選手たちの人間的な魅力を伝えることで、ツアーに興味を持ってもらえたらと思い始めました」(JGTO)
最近は、選手のほうから積極的にからみ出し、ファンでなくても楽しめる動画が満載。さらに、JGTOのインスタの影響で自身も始める選手が増えているという。
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