トーナメントの出場資格にはさまざまなカテゴリーがあるが、年度の獲得賞金額で決まるのが、いわゆる賞金シードだ。それはレギュラーシーズン最終戦のカシオワールドで決定するはずだったが、今年は少々様子が違った。
初シード組 (左)星野陸也 (右)小鯛竜也
結論からいうと、ならないだろう。というのも、米女子ツアーの出場権獲得にはこれまで1次からファイナルまで3段階のクオリファイングトーナメント(QT)が開催され、ファイナルQTのトップ20が翌シーズンのフルシード、45位までの選手に条件付きシードが与えられた。
ところが新システムは1次、2次予選はそのまま、ファイナルの代わりに下部ツアーのシメトラツアーの出場権が得られる。そこからQシリーズに行けるのはセカンドQTの上位者のみ。あとは下部ツアーでの経験を積まなければならない。
Qシリーズに出場できる2次予選突破者は10人と狭き門。あとはレギュラーツアーの賞金ランキング101位~150位、シメトラツアーの上位20名(11位〜30位)、世界ランキング上位75位、大学生ランキングトップ5が出場し、10月に4日間トーナメントを2試合、会場を変えて行う。8ラウンドの合計スコアで順位が決まり、上位45名に19年のツアー出場権が与えられるという仕組みだ。
現行ではファイナル5日間の一発勝負だったが、来年からはさらに道のりが複雑に。マイケル・ワンコミッショナーいわく「(QTに挑む)多くの選手が翌年をシメトラツアーで過ごすことになる」。
昨今、男女を問わずツアー出場権を巡るQTシステムが見直され、米男子ツアーでも下部ツアーを経験しないとレギュラーツアーに出場できにくくなっている。それだけ全体のレベルが上がっていることの証だが、これから世界を目指す選手には競争がさらに厳しさを増しそうだ。
米男子ツアーも現在はQTがなくなり、ウェブドットコムツアーのQTしかなくなったが、今回の変更は、男子のQTと入れ替え戦を合わせたような形式といえるだろう。
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