週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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早くも2018メジャーオッズ発表
希望的観測も

　次なるメジャー王者は誰か？　海の向こうでは早くも来年のメジャー優勝オッズが発表された。

　米ラスベガスのブックメーカー、ウェストゲート・ラスベガス・スーパーブックが発表したオッズによると一番人気はダスティン・ジョンソンとジョーダン・スピースで２・５倍。続いて３・５倍のローリー・マキロイ。

　松山はライバル、ジャスティン・トーマス、ジェイソン・デイ、リッキー・ファウラーとともに４・５倍と同率４位の高順位。ダンロップフェニックスで圧勝したブルックス・ケプカ（６倍）よりもオッズ上の人気は上をいっている。

　ヒーロー・ワールド・チャレンジでおよそ９カ月ぶりに競技に復帰したタイガーは、ここ２年ほぼ実績がなく世界ランクは４桁（11月末時点で１０００位以下）だがオッズは20倍。どうやらメジャー14勝の元世界ナンバー１への期待は高いようだ。

　復帰前タイガーはオッズ上位の若手たちとプライベートゴルフを重ね、ダスティン・ジョンソンやリッキー・ファウラーをアウトドライブしたという証言が伝わってきた。

　４月に受けた腰のフュージョン手術後、ドクターからのゴーサインが出てはじめてドライバーを打ったときは「１５０ヤードくらいしか飛ばなかった」と苦笑していたそうだが、徐々にクラブが振れるようになり「これならツアーで戦える」というレベルまで持ってきたのだとか。

　奇しくも来年はタイガーが２００８年の全米オープンで最後のメジャー（通算14勝目）に勝ってから10年目。年末に42歳の誕生日を迎える彼にとって現状は決して楽観できるものではない。だがジャック・ニクラスが46歳でマスターズに勝ったように、奇跡はいつどこで起きるかわからない。今後の展開次第ではオッズ上昇の可能性もあり？

　
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