アンラッキーでもなかった!13本で優勝した欧州のプロ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/26号
2017/12/25更新

アンラッキーでもなかった!
13本で優勝した欧州のプロ

 どのクラブを入れて、どれを諦めるか、14本のセレクトに頭を悩ます人は多いだろう。しかし、欧州ツアーでは13本で優勝したプロもいる。

 先の欧州ツアー、アフラシアバンク・モーリシャスオープンで優勝したディラン・フリッテリ(27)は、最終日6番ホールで、ティショットを大きく右に曲げた。第2打は、目の前に小さな樹木があり、これを越えようと打ったところ、クラブが枝にぶつかり、アイアンのシャフトがまっぷたつになって使用不可に。ボールは30ヤードほど先にとまり、第3打でグリーンの右手前に。すると4打目がチップインでパーをセーブ。これで気を良くしたのか、13本のクラブのままで、7番パー5でバーディ。そして9番、10番、14番でもバーディを獲り、トップにおどり出る。クラブを失った7番以降の残り12ホールを13本のクラブで4バーディ、ノーボギー。この12ホール、優勝争いのプレッシャーがかかっていたにもかかわらず、4日間で最も良かったのが、2日目と並んでこの最終日の4アンダーなのだ。18番のパー5で、バーディが獲れずに、アージュン・アトワルに追いつかれて、プレーオフになったものの、このプレーオフの1番、再度プレーした18番ホールでバーディを決めて、欧州ツアー2勝目を飾った。

 南アフリカ出身だが、大学時代は、テキサスでジョーダン・スピースのチームメイトだったフリッテリ。「(2017年は)高い目標を立てたが、ほとんど達成できた。2018年が来るのが待ち遠しい」と語る。

 来年のダークホースとなるか。

 
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