ハイテクドライバー駆使してファウラーV
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/26号
2017/12/25更新

ハイテクドライバー駆使して
ファウラーV

 タイガーの復帰戦で優勝したのはリッキー・ファウラーだが、実はファウラー、試合前から大注目されていた。

 というのも、ファウラーがこの試合から新しいタイプのクラブを使うからで、とくにドライバーが話題の中心だった。コブラの「キングF8+」がそれで、ウッドでは初とされるコンピュータ制御の鍛造削り出しフェースを採用しているのがウリ。コブラ社によると「従来の人の手による磨きに比べると、コンピュータによる数値制御の削り出しは、より正確な厚み、つまり、ボールのスピードと飛距離を伸ばす、より薄いフェースを作り出す」とのこと。しかも、フェース面のわずかな湾曲が単一ではなく、フェース面の下でも上でも理想的なボールのインパクト角度を生み出すように設計されており、細かな溝で低スピンの弾道が得られるという。

 新しい技術はこれだけではない。従来のF7に比べるとヘッドの空気抵抗を17%も減らしてヘッドスピードを上げ、加えて、グリップに付けられた装置と専用のアプリ「コブラコネクト」を標準装備。これでショットの飛距離や正確性を測定できるというもの。

 ヘッドのクラウンはカーボンで、ソールには、フロントとバックに2箇所のウェート。ちなみにファウラーは、フロントに最も重い12gのウェートを装着し、シャフトを43・5インチに調整していた。ファウラーが優勝したのは、このドライバーだけのおかげではないにしろ、大きな宣伝になったことは間違いない。来年の1~2月に399ドルで発売予定とされている。

 
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