年明け早々、立て続けにニューモデルを発表した、目下業績好調のキャロウェイが、選手契約でもこれまでにない攻めの姿勢を見せている。
ガルシア、シャウフェレともにウェアはアディダスを継続
日本がまだ正月休みの2日、キャロウェイは昨年のマスターズ王者のセルヒオ・ガルシアと、翌3日には同米ツアー最優秀新人のザンダー・シャウフェレと用具契約(クラブ、パター、ボールまで)を結んだことを発表した。
ガルシアに関しては昨年8月から、バッグの中に同社のクラブやパターが見られ、いずれ正式契約するだろうと見られていた。
「さまざまなブランドをテストしてみた結果、キャロウェイのテクノロジーと革新性が自分のゴルフを極限まで高め、ベストのパフォーマンスを引き出してくれると確信した」とコメントしたガルシア。彼が同社の用具を手にプレーする姿は、今週開催の日本・アジア共催競技のシンガポールオープンで初披露される。
一方、欧米のメディアも驚いたのが、シャウフェレとの契約だ。彼は11月中旬のダンロップフェニックスまで、前契約のテーラーメイドの用具類でプレー。2位の好成績を収めている。それからわずか1カ月余りで、ボールまでフル変更を決断するとは……。
さらにその翌日、今度は昨年のプレーヤーズ選手権優勝のキム・シウー。そして、昨年米ツアーで初優勝を遂げたハドソン・スワフォードと用具契約を発表。
加えて、先週は欧州とアジアの対抗戦「ユーラシアカップ」開催を前に、それに出場するアニルバン・ラヒリ(インド)との契約を発表した。
いずれも実績のあるプレーヤーで、契約金総額はかなりの額に達すると思われる。
この勢いからすると、米ツアーが本土開催となる今週以降も追加の発表があるかも。今季のキャロウェイからはしばらく目が離せない。
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