昨年、欧州ツアーで初開催された「ゴルフシックス」。6ホールのマッチプレー方式なのだが、今年の5月にはさらにバージョンアップして実施されることになった。プロの試合の新しい潮流になるのだろうか?
昨年の「ゴルフシックス」は、ある意味"テストケース"として開催されたが、調査によると初めて観戦したというファンの人数は42%多く、ほかの試合より若者が14%多く観戦したという。SNSでの反応も24%増で、トータルで2000万人が「ゴルフシックス」に関心を寄せたという。
欧州ツアーのマーケティング担当のトップであるネーサン・ホーマー氏は「ゴルフには、若いファンや大人たちのグループ、あるいは家族が関心を持つような道筋を作る必要があるし、ゴルフシックスがこうした観客や視聴者の興味を引いていることがわかった」と自信をのぞかせる。
さらに、「魅力を高めるには、斬新なものであり続けなければならない」と新チャレンジ宣言。今年は昨年同様、16カ国による6ホールの国別チーム対抗マッチプレーが32人のプロによって争われるが、一方で、試合会場の真ん中にファンゾーンを設けたり、ジュニアトーナメントを開催したりと「フェスティバル・オブ・ゴルフ」というコンセプトでギャラリーを迎えるという新しい取り組みも発表した。
また、パリで今秋開催されるライダーカップでも、会場で「ゴルフシックス」について紹介するという。パリといえば、東京の後に2024年のオリンピックが開催される都市。あるいは、6ホールの国別チーム対抗のマッチプレーというゴルフシックスのコンセプトをパリ五輪の開催を視野に入れて、アピールするつもりなのかもしれない。
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