40年ほど前に話題になったボール「ポララ」の話題がいまになって再浮上している。なぜ?
ディンプルが均一でなく、向きさえ合わせれば「曲がらない」「ストレートな打球が出る」とうたわれたボール。発売当時、USGAと裁判で争い、公認球と認めない代わりに140万ドルを勝ち取ったことが大きな話題となった。米ビジネス誌によれば、そのポララを扱うエアロXゴルフ社が再建を目指しての破産申請を行った。
ポララボールは、ブランド名を維持したまま、オリジナルのデザインの権利がいくつかの会社に売られ、現在のエアロX社が性能向上を図り、2010年に「ポララ・アルティメート・ストレート」と「エクストラディスタンス」を販売し始めた。販売開始当初は、注文が殺到して同社のネットサーバーがダウンするほどだったが、広告戦略の失敗もあって人気は急落。資産が100万ドルに対して、負債が300万ドルという状況に追い込まれてしまった。
その負債のなかには、2011年から13年に会社のトップを務めた人物への130万ドルの支払いを裁判所から命じられているものも含まれているようで、内輪もめもアリ。ネット上での販売を差し止められていることから、販売を再開できるようにと今回の破産申請になった。「曲がらない」といっても、実際は曲がりを50%抑えられるというデータがあるということだが、さて、再販への道やいかに。
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