世に「スポーツ一家」は数あれど、最近、アメリカのスポーツ界で話題になっているのがブルックス・ケプカ(27)の一族とトニー・フィナウ(27)の一族だ。
まずはケプカ。兄のブルックスは、いまや世界ランク1ケタの超トッププロだが、弟のチェース(23)も期待の星と評判。先の欧州ツアー、BMW・SAオープンで7位となり、徐々に存在感を増している。しかし、実は、このケプカの一族にはもっとすごいアスリートがいる。大リーグ、ピッツバーグパイレーツの名ショート、ディック・グロートが兄弟の大叔父にあたるのだ。グロートは1960年にナショナルリーグのMVPに輝いているが、大学時代はバスケットボール選手。アメリカの野球殿堂と大学バスケットの殿堂入りを果たしているアメリカ唯一の選手だ。ケプカ兄弟の身体能力は折り紙付きといえる。
一方、米ツアー1勝のトニー・フィナウは両親がトンガとアメリカ領サモア出身。まず、トニーの姉のケイレーンは、大学時代バレーボールの選手として全米カレッジのチャンピオンシップチームで活躍したアスリート。弟のジッパーはトニーと同じくプロゴルファーで、兄より先に注目を集めており、今でも破られていないウェブドットコムツアー最年少予選通過記録(16歳と20日)を持っている。ただ、母親の交通事故死などにより精神的なショックを受けて、レギュラーツアー入りはできなかった。さらに、バスケットNBAのミルウォーキーバックスのスター選手、ジャバリ・パーカー(22)がいとこ。トニーによれば、このほか2人のいとこがアメリカンフットボールNFLの選手になっているという。
"ゴルフ一家"なら環境要因が大きそうだが、ケプカ一族、フィナウ一族は圧倒的身体能力が"繁栄"の理由のようだ。
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