週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ギア変更でいきなりV。
ガルシアのニヤニヤが止まらない

　セルヒオ・ガルシアがアジアンツアーと共催の日本ツアー開幕戦、ＳＭＢＣシンガポールオープンで圧勝を飾った。昨年からおめでたいことが続いているラッキーボーイ。今年も春から縁起がいいや！

15年連れ添ったテーラーメイドを離れ、この１月キャロウェイと新たに用具契約を結んだガルシア。シンガポールへは新しいギアの「テストのつもりでやってきた」と言っていたが、雷雨で中断・順延、晴れれば熱中症になりそうな酷暑のなか、２位の小平智に５ストロークの大差をつけ、格の違いを見せつけた。

すると「最高の形でシーズンをスタートさせられた。家族やスポンサー、チームのみんなに感謝したい」とニヤニヤが止まらない。

思えばガルシア、昨年のマスターズ、メジャー74回目の挑戦で初優勝を遂げてからめでたいことが続いている。アメリカ人のゴルフレポーター、アンジェラさんと７月に結婚。今春には第一子となる女の子が誕生する予定だ。

本業でも年間３勝を挙げ欧州ツアーの賞金ランク４位。しかも平均ストローク１ 位ながら「まだまだ伸びしろがあると感じている」と38歳にして人生最良の日々を謳歌しているのである。

ちなみに披露宴でガルシアはマスターズ勝者の証であるグリーンジャケットを身にまとい、花嫁とダンスを踊ったという。もちろん満面の笑みで。「新しいクラブ（ローグ サブゼロドライバー＆エイペックスアイアン）の手応えも十分だし、勝ったことでまた大きな自信を手に入れた。厳しいコンディションのなか自分の感情をうまくコントロールできたし、ミスを最小限に抑えることができた。これからますます楽しみ」

一番の支えはやはり「美しい妻と生まれてくる娘の存在。それが自分にとってはなによりも大切」

おのろけが止まらない＂神の子＂はメジャーに勝って一皮剥けた。上り調子の若手にとって恐い存在になりそうだ。

　
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