一昨年に経産省が創設した「おもてなし規格認証」、ゴルフ場でも取得が始まった。そもそもこの認証はどんなもの?
経産省から委託されて、同認証制度を運営している一般社団法人・サービスデザイン推進協議会によると「目には見えない」サービスの品質を「見える化」して、付加価値として評価し、それを制度化したものが「おもてなし規格認証」だ。規格は上位から紫、紺、金、紅の4段階に分かれていて紅認証は自己適合宣言して無料で取得できるが、金認証以上は有償で認証機関による審査に通らなければならない。
この取り組みにいち早く動いたゴルフ場は静岡カントリーのグループだ。島田GC、浜岡C&ホテル、袋井C、日本平ホテルが昨年10月、同県認証機関の静岡商工会議所で、金認証を取得(ほかに浜名湖GCも金認証)。同県はこの活動に熱心で、当時全国で金認証は100事業所だったが、そのうち27 カ所を同県で取得している。
同認証を全国のゴルフ場で見ると、ニューセント・アンドリュースGCジャパンが金認証を取得。静岡県の4カ所と合わせて全国で計5カ所。紅認証は静岡県でレンブラントGC、藤枝GC、栃木県では佐野GCや那須黒羽GC。
「海外客のインバウンドでの広がりを期待していますが、現在のところ、認証を受けた効果は具体的には見えていません。認知度が低いということでしょうかね」(静岡C浜岡C&ホテル業務部・八木剛士氏)
サービスが可視化されるのはゴルファーにとってはありがたいことだが……。
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