就任2年目を迎えたアメリカのトランプ大統領。かつて、これほどゴルフメディアに話題を提供してくれる大統領はいなかっただろう。最近もまたひと騒動あったのだ。
今回の話題の提供者は、米女子ツアーでメジャー2勝を含む通算15勝のスーザン・ペターセン。先月末、母国・ノルウェーのネットメディアにインタビューが掲載されたのだが、その内容が"大胆"だった。まずは見出し。「米女子ツアーのスターがトランプについて語る。彼はめちゃくちゃズルをする"」
内容もすごい。「彼はキャディにたくさんのギャラを渡しているに違いないわ。だって、ティショットが林のほうに飛んでも、行ってみたら必ずフェアウェイにあるんだから」「彼はいつも"自分は世界一パターが上手い"って言っているけど、彼が80を切りそうになったのを見たことない」「怪しい話だけど、いつも彼は69をマークしたとか、コースレコードを出したとか、クラブチャンピオンになった、って言っている」などなど。
そもそもペターセンはトランプ大統領と親しく、親交はゴルフ場の内外で10年以上にわたり、毎月電話をする間柄という。そんな彼女が「怪しい」というのだから、これまでのトランプ大統領のゴルフ武勇伝はやはりウソだったのかと思ったら……。このインタビュー掲載の3日後、アメリカのゴルフメディアが記事について大きく紹介すると、ペターセンはすぐに「あれは長いインタビューの一部を切り取ったもの」と記事の内容を否定しだしたのだ。SNSに「メディアは言葉を捻じ曲げて記事にする。見たときはショックだった。これはフェイクニュース。だって、私は誰かを"ズルをする"なんて決して言わないもの」と投稿。
そこで米メディアがこの記事のライターに確認したところ「インタビューは録音している」と返答。それが記事になると、今度はペターセンが先の投稿を削除。その後の"反論"は見られない。
何がリアルで何がフェイクかわからなくなってくるが、まさかそれがトランプ大統領の狙いだったりして。
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