今年7月、史上初めて「全米女子シニアオープン」が開催される。大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)が2月3日にマイアミで行った年次総会の席で往年の名プレーヤーたちが新しいトロフィーのお披露目会に登場し華を添えた。
全米のナショナルオープンを主催するUSGAが新設するのは賞金総額100万ドル(約1億1千万円)の女子のためのシニアオープン。男子オープンのそれより重い(約6キロ)純銀製のトロフィーが優勝者に渡される。
7月12日から4日間72ホールの日程でイリノイ州のシカゴGCで開催される同大会にはかつてLPGAツアーで活躍した選手らのほか、予選を勝ち抜いた120名が参戦。アマチュアもHCインデックス7・4以下なら予選に挑戦できる。
キーガン・ブラッドリーの叔母でゴルフ殿堂入りしているパット・ブラッドリーは「素晴らしいトロフィーを目の前にして息をのみました。シニア世代を代表してこれほど誇らしいことはありません」と興奮を隠しきれない。
お披露目式にはブラッドリーのほか、メジャー5勝のエイミー・オルコット、オーストラリア出身の元祖セクシー系女子プロ、ジャン・スティーブンソン、85年全米女子オープン優勝の美人プロ、キャシー・ベイカーらが出席。さらにシニアの資格を得るにはまだ20年近くあるが2037年の出場を目指すポーラ・クリーマーも来場。トロフィーを抱え上げ満面の笑みを浮かべていた。
「これは女子ゴルフ界にとって画期的かつ歴史的なできごと」とUSGAのエグゼクティブディレクター、マイク・デービス氏は胸を張る。
なお大会はテレビ中継され、すでに来年も5月(16~19日)にノースカロライナ州パインニードルスでの開催が決まっている。
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