全英オープンの優勝トロフィ、クラレットジャグがオークションに出され、話題になっている。
売りに出ているのは、1995年、ジョン・デーリーが優勝した際のトロフィ。全英の優勝者は1年間本物のジャグを所有でき、本人が望めばレプリカを購入できるという。レプリカといっても、優勝者以外は購入できない。今回は、デーリーが購入したレプリカが、ヘリテージ・オークションズというネットのオークション会社に出品されているのだ。
「デーリーは、さまざまな話題と波乱に富んだキャリアで、野球のベーブ・ルースに匹敵するような存在だ。(95年の)セントアンドリュースでの勝利は、デーリーの全盛期の最後を飾るもの」(ヘリテージ・オークションズ)ということで、同社としては10万ドル(約1000万円)前後が落札価格になるのではと推定している。2月12日現在の価格は3万ドル(約320万円)。今月24日まで受け付けているというから、興味がある人はオークションに参加してみては?
ちなみに、同じ24日締め切りのオークションに、1959年にビリー・キャスパーが獲得した全米オープンのトロフィも出品されている。こちらは、現在2万8000ドル約298万円)。メジャーのトロフィがこうしたオークションに出てくるのは、キャスパーのように、他界した選手の遺族が出品するのが普通だ。デーリーのような現役選手が自分のメジャーのトロフィを売りに出すのは前代未聞といえるだろう。昨年はシニア、チャンピオンズツアーのインスペリティ招待に優勝して32万ドル(約3400万円)を稼いでいるし、同ツアーだけで年間で約72万ドルも手にしている。ジャグは売れて10万ドル。まさか、またギャンブルに手を出して金に困っているわけではないだろうに……。
「I only know one way」とは、デーリーのセカンドアルバムの表題だが、過去を振り返らないというのが彼の生き方なのだろう。
【関連記事】こちらも注目です!
2016/05/24 やっとのびのび振れる!?悪童は50歳で315Y超え
2013/02/12 お騒がせ男ジョン・デーリー、断酒敢行中に酒を発売
2006/06/16 波瀾万丈!ジョン・デーリーの自叙伝が評判にアル中治療、3度の離婚、妻の逮捕劇などを綴る
一覧へ戻る
|