米ツアーへのスポンサー招待による参戦をめぐって論議を呼んでいたダラス・カウボーイズの元クオーターバック、トニー・ロモの出場試合がパンタカナ・リゾート&クラブ選手権(3月22日~、ドミニカ共和国)に決まった。
「プロのスポーツ選手として、競技への愛とスリルを完全に忘れることができない。家族とアメフトを別にすれば、ゴルフに対する情熱が最も大きい。だから、PGAツアーのイベントで戦えることは、夢がかなったと言える。自分の技術を試す素晴らしい機会を与えてくれたことに感謝する」とロモ。
ロモは、先々週のAT&Tペブルビーチプロアマにも参加。「優勝する」と豪語して臨んだが、結果は2打足りずに最終日に進めず、65・63・70の17アンダーで予選落ち。もっともこのスコアはプロと組んでのスコアなので、これだけでロモの実力を測るのは難しい。
ロモと組んだプロは21歳の新鋭、ウィル・ザラトリスだが、2日目、ロモについて「5番ホールでOBを打ち、8番でボギーをたたいたことから、9番でカリカリしていた。気持ちの切り替えが必要。でも5つのバーディもあるし、いいプレーをしていたと思う。彼から多くを学んだ」と語っている。
ロモがアマチュアとしてPGAツアーの試合に出ることについては、ある試合のトーナメントディレクターが「プロか、プロを目指しているアマしかスポンサー招待を受ける資格がない」と語る一方、PGAツアー側は「アマでもハンディキャップが0か、それよりも良ければ資格はある」としている。ロモはHC+0・3なので資格はある。ただ、実際はスポンサーが招待を決めてもツアーから断られるケースもあるのだが、今回の場合はツアー側が出場を"後押し"。WGCマッチプレーの"裏試合"であることから、有名人の参加で話題を作りたいという目論見かもしれない。
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