ローリー・マキロイが因縁の(?)アマチュアプレーヤーに、また"負け"を喫したらしい。
2014年のマスターズ3日目。当時世界ランク1位のマキロイは、プレーイングマーカーのアマチュアとラウンドし、71。そのアマチュアが70で回ったため「マキロイがアマチュアに負けた」と話題になったのを覚えている方は多いだろう。
そのアマチュアは、現在55歳のジェフ・ノックス氏。オーガスタナショナルのメンバーで、メンバーティからの「61」というコースレコードを持ち、出場選手が奇数になった時に回る名物マーカーとしても有名だ。
2014年のマスターズで、マキロイは「彼(ノックス氏)はオーガスタのすべての芝の葉を知っている」と驚き、翌年の練習ラウンドに同伴してほしいと懇願。結局、この年はノックス氏の病気で実現しなかったが、今年、先のWGCメキシコ選手権を休んでオーガスタナショナルで練習をしたマキロイは、ようやくノックス氏とのリマッチにこぎつけた。 結果は、マキロイ本人の弁によれば「彼に8打のハンディを与えたが、話にならず、全くチャンスがなかった。1番ホールから負けてしまったよ」とか。
ノックス氏はマスターズで15回プレーしているが、マキロイや2006年のセルヒオ・ガルシアなど、プロとの対戦の半分近くでスコアが上回ったという。さすがに飛距離は出ないが「オーガスタのグリーンで、2・5m以内からパットを外したことを見たことがない」(ケビン・キスナー)という。それだけに、オーガスタのグリーンを知り尽くす男として、練習ラウンドに引っ張りだこ。マキロイがリマッチに時間がかかったのもそのためらしい。タイガー・ウッズやフィル・ミケルソンなどもオーガスタナショナルに来る際は、ノックス氏を訪ねるという。ちなみに、ジャスティン・トーマスはノックス氏の息子と大学時代からの友人で、三人でラウンドすることもあるというからかなりラッキー。
今年のマスターズ、ノックス氏とラウンドしているマキロイ、トーマスが本命かも?
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