マスターズが目前に迫り、"タイガー人気"が止まらない。どういうことかというと……。
まず、アーノルド・パーマー招待の5位タイの直後、アメリカのブックメーカーによるマスターズの賭け率でトップに立った。もちろんこの賭け率は、人気に影響される部分も大きい。本人も「まだ(復調の)途上」とコメントしている。しかしながら、なにしろマスターズ4勝という実績がある。となると、今度はほかの選手がタイガーを放っておかない。オーガスタ攻略のために、若手の多くがタイガーとの練習ラウンドを熱望しているようだ。
ただ、当のタイガーは「練習ラウンドを一緒に回りたいというリクエストがすでにいくつかきているが、僕はいつもフレディ(カプルス)と回っているんだ。このところ彼とはプレーできていないが、今年はできることを願っている。また、マーク(オメーラ)とも毎年必ず練習ラウンドを共にしている。この二人とは(マスターズの)チャンピオンズディナーでは、いつも隣に座っているし、古い付き合いなんだ」と、若手の要望にはあまり応える気がない様子。しかし、ひとりだけ例外がいるようで……。「いつものことなんだけれど、JT(ジャスティン・トーマス)だよ。彼はいつも僕の練習ラウンドに入ってこようとしているからね」とのこと。タイガー相手でも臆することのないトーマス。その根性や良し!
先週の記事でも紹介した、オーガスタの芝を知り尽くす男・ノックス氏の息子とアラバマ大時代のチームメイトという縁で、ノックス氏との練習ラウンドの機会に恵まれている運もある。これでタイガーともラウンドできたら、マスターズの本命は……タイガーより、マキロイよりやっぱりトーマス!?
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