3月25日に発表された世界ランクで小平智が46位となって、念願のマスターズ出場権を得た。これでマスターズに参戦する日本人選手は、松山英樹、宮里優作、池田勇太に小平が加わり4人になった。
良かったね!
マスターズには19項目の出場資格があり、その19番目が「マスターズ開催前週に発表される世界ランク50位以内」というもの。小平智は最後の最後にそのカテゴリーに滑り込んだ形だ。
小平はかねてから「両親をマスターズに連れて行く」ことをひとつの目標にしていた。そのため昨年の小平は出場資格の18番目である「年度末時点でのランク50位以内」を目指してプレーしていたと言っても過言ではない。
昨年の国内最終戦の日本シリーズでも、賞金王争いの渦中にいた小平は「第一目標はマスターズなので」と公言していた。かつては日本の賞金王がマスターズに特別招待されるという慣例があったが、すでにその慣例がなくなって久しい。小平が「賞金よりも世界ランク」と考えたのも無理はないだろう。
日本ツアー終了時点の小平の世界ランクは49位。この順位を維持するために、小平はエントリーしていた12月14日から始まるインドネシアマスターズをキャンセル。「出ないほうが得策」と読んだのだ。事実、これまでも試合に出ないほうがランクアップするケースもあったからだ。その読み通り、インドネシア終了後の小平のランクは49位。これで"決まり"という雰囲気だったが、17年度最終週に発表されたランクで、小平は51位に落ちてしまった。小平に残されたチャンスは出場カテゴリーの最後の項目だけになってしまったのだ。
年が明けて、シンガポールとミャンマーでそれぞれ2位タイとなった小平は一時35位までランクアップ。その後じりじりとランクを下げたが、最後は46位に踏み止まった。
夢の舞台で両親に、そして夫人の古閑美保にどんな戦いぶりを見せるのだろうか。
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