復活優勝が期待されたマスターズで32位タイと不本意な結果に終わったタイガー。宴のあと「しばらくクラブを置く」と気になる発言をしたがその真意は……?
最終日にようやく60台(69)をマークしたタイガーは競技に戻れた喜びと、優勝できなかった悔しさがないまぜになった複雑な表情を浮かべた。
「去年まではここに(チャンピオンズディナーを)食べにきていたからね。それが今年はプレーできた。最高の舞台でタフな連中と戦えたことが言葉にできないくらいうれしい」。その一方で「全体的にアイアンがうまくいかなかった。チャンスにつけられなかったから良いパットを打っても入らなかった」と不満も。
キャディのジョー・ラカバも「150ヤード以内が悪かった。タイガーらしくなかった」。
「この試合に出るまでに相当気合を入れて調整してきたからね。いまは正直ヘトヘト。ピークをここに持ってきて5度目(の優勝)を狙ったんだけど……」というコメントからタイガーの本気度がうかがえる。
そこで「しばらくクラブを置く」発言につながるわけだが「いつものルーティンに戻っただけ。以前からマスターズが終わるとしばらくクラブをクローゼットにしまって少しの間ゴルフから離れることにしていたからね」とのことだから、もちろん引退云々などではない。
世界ランクは昨年12月の668位から、マスターズ後はトップ100圏内(88位)に戻ってきた。かつて683週ナンバー1に君臨した孤高の王者は「(復帰後の)6試合で手応えはつかんだ。(マスターズの)結果はがっかりだけれど、この空気感、この感触を自分がどれほど恋しがっていたかを改めて感じた。しっかり前に進めていると思う」
順当にいけば次回の出場は5月3日開幕のウェルズファーゴ選手権になりそう。翌週のプレーヤーズ選手権でも雄姿を見られるかもしれない。
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