ウェアがかぶった?いえいえ戦略です
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/05/01号
2018/06/15更新

ウェアがかぶった?
いえいえ戦略です

  マスターズ3日目。最終組とその前の組でプレーし、首位を争うパトリック・リードとローリー・マキロイ(ともにナイキ契約)の二人が同じような青のポロシャツ姿。「かぶってる!」と思った向きもいるだろうが、実は……。

 この日は2人のほかに、トミー・フリートウッド、タイガーなど、ナイキ契約選手はみんな青のシャツを着ていた。これは、ブランド戦略で、木曜は黒やグレーといったクラウド(雲)カラー。翌金曜は対照的な白系。そして、土曜日は青空をイメージさせる青といった具合に、シャツの色が指定されていたのだ。

 「ナイキは、すべての契約選手が同じストーリー展開を装うという新しいことを始めたんだ」とリード。その"ストーリー展開"のため、決勝ラウンドに残ったフリートウッドやポール・ケーシーはもちろん、メジャーチャンピオンのジェイソン・デイも、"指定色"を着用。ナイキが描くストーリーに従っていた。

 最終日は、オーガスタナショナルを象徴するアザレアの花の色、ピンクと決まっていた。ただし、タイガーだけは例外。やはり最終日の定番である赤シャツと黒パンツの姿だった。しかし、この日は気温が低かったこともあり、マキロイは終始、ピンクのシャツの上に白いセーターを着用。最終組のリードとマキロイに"かぶった感"はなかった。

 今後もストーリーは続きそうなので、ぜひ"色"に注目してみて。

 
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