マスターズ3日目。最終組とその前の組でプレーし、首位を争うパトリック・リードとローリー・マキロイ(ともにナイキ契約)の二人が同じような青のポロシャツ姿。「かぶってる!」と思った向きもいるだろうが、実は……。
この日は2人のほかに、トミー・フリートウッド、タイガーなど、ナイキ契約選手はみんな青のシャツを着ていた。これは、ブランド戦略で、木曜は黒やグレーといったクラウド(雲)カラー。翌金曜は対照的な白系。そして、土曜日は青空をイメージさせる青といった具合に、シャツの色が指定されていたのだ。
「ナイキは、すべての契約選手が同じストーリー展開を装うという新しいことを始めたんだ」とリード。その"ストーリー展開"のため、決勝ラウンドに残ったフリートウッドやポール・ケーシーはもちろん、メジャーチャンピオンのジェイソン・デイも、"指定色"を着用。ナイキが描くストーリーに従っていた。
最終日は、オーガスタナショナルを象徴するアザレアの花の色、ピンクと決まっていた。ただし、タイガーだけは例外。やはり最終日の定番である赤シャツと黒パンツの姿だった。しかし、この日は気温が低かったこともあり、マキロイは終始、ピンクのシャツの上に白いセーターを着用。最終組のリードとマキロイに"かぶった感"はなかった。
今後もストーリーは続きそうなので、ぜひ"色"に注目してみて。
【関連記事】こちらも注目です!
2012/11/05 マクロイ、ナイキと10年200億円のビッグ契約?
2015/03/17 マキロイ効果が大きい!?ナイキのアイアンが“最高”の売れ行き?
一覧へ戻る
|