マスターズの翌週、米ツアーは20年ぶりに同ツアーの新しいスローガン(キャッチフレーズ)を発表した。
米ツアーのスローガンといえば「ディーズ ガイズ アー グッド」(こいつらは凄い)が耳になじんでいる。日本でもテレビ中継のなかでこのスローガンを謳うプロモーションビデオ(PV)が放映。そこでは、スーパープレーはもちろん、ギャラリーとの交流やオフのチャリティ活動など、選手たちのオン&オフの魅力的な姿がさまざまに紹介された。同スローガンは1997年に作られた。以来、20年余りもツアーのキャッチフレーズになっていた。
先日、発表された最新作は「Live UnderPar(リブ アンダーパー)」。標準を上回る「アンダーパーで行こう」といった意味合いだろう。そして、さっそくこのスローガンを使ったキャンペーンもスタートしている。
「新しいキャンペーンでは、選手、選手とファン、選手とコミュニティやチャリティ組織との交流、などを通じて表出される彼らの優れた姿勢を伝え、賞賛することで、選手たちの素晴らしい能力をアピールしている」とチーフ・マーケティング役員のジョー・アーキュリ氏。
選手のプレーだけでなく、その在り方・生きる姿勢をアピールする狙いだ。
また、あわせて発表されたPVでは、選手たちのプレーやファンサービスがギャラリーの興奮を呼び、さらにそれがSNSを通じて世界に発信される、新しいトーナメントの姿が描かれている。
ところが、このスローガンに違和感を持ったのがイギリスのリー・ウェストウッドだ。ちょっと驚いたように、「"アンダーパー"って、イギリスでは"最低の気分"といったような意味なんだけど、それを彼らは知らなかったに違いない」とツイート。
同じ英語でも国が変われば意味も変わる。PGAツアーのキャッチフレーズをきっかけに、イギリスでもいい印象の言葉に変わる日が来るのだろうか。
【関連記事】こちらも注目です!
2015/02/17 日本ツアーでは無理?米ツアーが演出した「プロポーズ大作戦」
一覧へ戻る
|