週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

エース４つも！＂春の珍事＂に
大喜びしたメーカーは……

　男子ツアーが東建ホームメイトカップで開幕した週、世界中で〝春の珍事〞が起きていた!?

入ってた！（福田真未）

　まずは女子ツアー、バンテリンレディス（３日間）で４つのホールインワンが出た。まずは初日の小祝さくら（３番１６７ヤード）と土田沙弥香（13番１６３ヤード）、２日目に金田久美子（８番１４９ヤード）、最終日に福田真未（８番１４９ヤード）。同一大会での最多ホールインワン数は５つなので、新記録とはならなかったが、驚くなかれこの４人は全員スリクソンＺスターのボールを使用。これには、メーカーが大喜び。住友ゴム工業ゴルフビジネス部の森本興司氏は「短いトーナメント期間中に当社の契約選手が４回もホールインワンを達成できたのは光栄ですし、スリクソンのボールの性能を大きくアピールできたのではないかと思っています。実は米女子ツアーの『ロッテ選手権』でも当社契約選手であるキム・ヒョージュプロがホールインワンを達成しているんですよ！」。ん？　なんと海の向こうでもエースがもうひとつ、出ていたのだ。

　さらには、男子の東建ホームメイトでは優勝が重永亜斗夢、２位が石川遼だったのはご存じのとおり。この二人は共にキャロウェイ契約で、重永は優勝インタビューで「遼君に勝っちゃってすみません」と笑わせていたが、実はキャロウェイ側としては＂どっちもＯＫ＂とばかりに、ホクホク。さらに、同タイミングで急いでプレスリリースを作成していたのがピンゴルフ。日本女子ツアーで同社契約の比嘉真美子が、米女子ツアーでブルック・ヘンダーソンが同週Ｖを果たしていたのだ。

　一部のメーカーが各地で＂お祭り状態＂に……。ちなみに、その週は小平智が米ツアー初優勝。夫人の古閑美保と国内男子優勝の重永が同じ熊本出身……というのはちょっとこじつけ？

　
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