以前はイギリスでゴルフ場買収が行われたら、用途は宅地造成と相場が決まっていた。だが最近はプレミアリーグのサッカーチームがトレーニングセンター建設用に買収するのが"トレンド"らしい。!?
岡崎慎司が所属するレスターシティFCもご多聞にもれずゴルフ場買収に乗り出していた。目的は14面の屋外練習場と室内グラウンド、500人収容の試合用ピッチ、選手養成のためのアカデミー及びトレーニングセンターの建設。レスターFCは予算約100億円で交渉をスタートさせた。当初、レスター市にあるフォレストヒルGCの買収が成立するかに思われたが、土地をゴルフ場以外の用途に活用する場合、金額が大きくはね上がるため断念。次なるターゲットをパークヒルGCに定め、水面下で交渉。するとパークヒルGCはメンバーになんの通達もないまま今年1月に突然閉鎖。
メンバーたちは「メンバーにもスタッフにもプロにも知らされなかった。寝耳に水」と怒り心頭だ。「オーナーがプライベートカンパニーで代表委員会もないので、内部で何が起きているかが伝わってこない」という。
メンバーたちは突然の閉鎖で負債を追う上にホームコースを失うことに「不満が爆発しそう」と態度を硬化させる。
すでに新設予定のトレーニングセンターの計画書は市議会に提出されており、早ければ今秋に認可が下りる見込み。正式に認可されれば間を置かず建設が始まり、20年-21年シーズンの完成を目指すという。レスターサイドは「地元から選手を輩出するための買収」と強調するが、メンバーの身になればたまったものではない。
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