今シーズンからチャレンジトーナメント改め「AbemaTVツアー」と衣替えしたJGTOの下部ツアー。これまで2日間の日程が多かったが、開催12試合すべて3日間にグレードアップ。さらに女子のトップクラスの選手を出場させるなどし話題になっている。
美香は予選通過まであと一歩だった
AbemaTVツアーは、全試合、初日から最終日までインターネットテレビ局の「AbemaTV」によって完全無料で生中継されている。テレビの前にいなくてもスマホやPCで気軽に見られるのが売りだが、アクセス数を稼ぐためには、話題性は欠かせない要素だ。
開幕戦には女子の横峯さくら、2戦目では宮里美香が出場。世界的にも男子ツアーでの女子選手の予選突破は稀なことで話題性は大きかった。とくに宮里は2日目後半にあと一歩のところで痛恨のダブルボギーで栄誉を逃してしまったのだから、固唾をのんで見守っていたファンも多かったことだろう。
3戦目は中井学がピンマイクを付けて、自身のプレーを生解説。試合中のツアープロが何を考えているのかを伝えた。
「これからも実力のあるアマチュアに出場してもらうなど、話題性を追求していきます」(AbemaTVツアー担当者)
全試合が3日間競技になったのを期に世界ランクのポイント加算もJGTOを通じて働きかけており、実現すれば選手の励みになるはずだ。
しかし、選手の間からは「海外の下部ツアーは4日間競技。3日間では外国人選手と太刀打ちできる選手は育ちません」という声も聞かれる。
3日間になって12試合の賞金総額は5200万円アップの1億8300万になった。これを4日間にすれば、賞金だけではなく運営費も含めて莫大な予算を組まなければならない。
「今はまだ始まったばかりですが、将来的に見る人が増えてスポンサーのメリットをより感じられるようになれば可能かもしれません」(前出)
今季からレギュラーツアーに昇格できる人数も上位20人と大幅に増え、ますます注目が集まりそうだ
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