タイガー・ウッズの"イメージアップ"が止まらない。先日は、ネパール初のプロゴルファーを目指す少女にタイガーがマンツーマンでレッスンを行った。
「これまで勝って泣いたことなんてなかったのに今回は涙が止まりませんでした」。待ちに待ったツアー15勝目に「泣きすぎちゃって恥ずかしい」と頬を赤らめたコー。
カトマンズ出身のプラティマ・シャーパさん(18)は、両親が勤めるロイヤルネパールGC脇の物置小屋で育った。両親の稼ぎは2人合わせても月19ドル(2000円余り)。厳しい暮らしを強いられてきた彼女の唯一の救いはゴルフ。運良くインストラクターの目に留まり、腕を磨くうち「いつかはプロに」と夢見るようになる。
転機が訪れたのは2年前。貧しいながら懸命にプロを目指す姿が米ゴルフ誌で紹介されると、感銘を受けたタイガーが彼女に励ましの手紙を送ったのだ。
その後、活動資金を用立てたいという善意の人々のおかげで昨年はアメリカ短期留学が実現。さらにスポーツ専門チャンネルESPNが彼女のドキュメンタリーを製作し、今年4月ニューヨークのフィルムフェスティバルで上映された。プラティマさん本人も招かれ、レッドカーペットを経験。さらなるサプライズはその翌日だ。タイガー・ウッズ基金の関係者の口利きでジュニアレッスン会の前にタイガーが直々にレッスンをしてくれることになったのだ。
指定された場所で待つことしばし。夢にまで見たタイガーとの対面に緊張するプラマティマさんをタイガーは満面の笑みで抱きしめ「頑張ってるね。素晴らしいよ」。裸足にサンダル姿の少女は憧れの人のクラブを借りてひと振り。「きれいなスウィングだ」と褒められ「信じられない。人生最高の1日だわ」と感無量だった。
「彼女がたどってきた道、ゴルフへの情熱。学ぶべきことばかり。刺激を受けた」とタイガー。ちなみに対面の模様はツイッターでも見ることができる。
マスターズの会場でガンの患者と対面して励ましたり、アマチュア参加の消防士に手紙を送ったりと、ここのところ“善行"が続くタイガー。もしかして恋人のエリカ・ハーマンさんの影響!?
ちなみに、プラティマさんは今年9月プロテスト受験の予定だ。
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