ゴルフ界の大きな悩みの1つは、若い世代のゴルファーがコースに出ないことだろう。そんななか、若い世代優遇に特化したゴルフ場が現れた。
兵庫県の吉川インターゴルフ倶楽部MECHAがそれ。「MECHA」とは関西でいうメッチャいいで!のこと。練習場では若年層は微増しているがコースでは減少。理由は、まず料金が高いこと。さらに、ゴルフ場自体に“おじさん"イメージが強いことだろう。
そこで同コースでは29歳までの人には、ラウンドフィを各曜日とも通常料金の半額とした。原則的に18ホールスルーラウンド。またランチもカフェでホットドッグ、キーマカレー、アンコとバターパンなど手軽なメニューが揃う。コーヒーもカップでゴルフ場へも持ち込めるシステム。カフェだけでなく、クラブハウスのダイニングにはパスタ専門店が出店するなど、すべてがカジュアル、スポーティテイストだ。
初心者でレッスンを受けたいならば、若いプロが教室を開き、タイムスケジュールに添ってシステマティックに運営している。料金も公開して従来のゴルフ場のように、プロと個人的な“取り引き"は禁止。
「各ゴルフ場では高年齢層の引き留め策が盛んですが、それではいずれ限界がきます。そこで思い切って若年層優遇にカジをきったわけです」(同コース代表取締役・佐藤祐康氏)
同コースは2年連続で兵庫県オープンも開催。決して初心者に“媚び"を売っているというわけではない。新名神高速開通により日本でも有数の渋滞も劇的に緩和されたという。
若い世代優遇といえば同コースグループの高槻GCではジュニア登録をすれば、練習場、ラウンドフィはすべてタダ。女子プロの森田理香子、松原由美などが育っている。
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