ボールにもさまざまなコンセプトのものがあるが、一般的なボールよりも"軽い"ことをコンセプトにしたボールが話題になっている。
ムジークから5月1日に発売された「コルテオライト42」だ。その名の通り、通常よりも約3グラム軽い42グラムとなっている。
ゴルフボールは、重いほうが飛ぶと言うのが常識。重量が増すことで慣性が大きくなり、前に向かうエネルギーが大きくなるためで、そのためゴルフルールでは重さの上限を1・62オンス45・93グラム)と定めている。しかし、同社によれば、それはヘッドスピード(HS)の速いゴルファーに当てはまる話で、シニア層など力のない人は、インパクトでのHSの減少幅が大きく、ボール初速減を招いているという。ボールが軽くなることで、遅いHSでも当たり負けせず、飛距離アップが実現できるという考えだ。このモデルでは、HS42m/s以下のゴルファーが対象になる。
ムジークでは昨年7月、さらに軽い「コルテオライト39」というボールを発売し、大きな反響があったという。こちらは、女性や高齢ゴルファー、ジュニアなど、HS37m/s以下の、より力のないゴルファーがターゲット。39」では少し頼りないと感じるゴルファーに向けて、新たに「42」が登場したという格好だ。「さらに軽くて、サイズが小さい、ルール不適合の高反発ボール『コルテオ撃速42S』も同時発売しています」(ムジーク代表取締役専務 梨本博之氏)。
「力がない」と、飛距離を諦めている向きは試してみる?
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