中京テレビ・ブリヂストンレディスで、日本ツアー初勝利を挙げたペ・ヒギョン。いったいどんな選手なのだろう……。
ニッポンはデッカイ宝島!?
日本ツアーで、これまで5度の2位(タイ含む)など何度も優勝争いを演じながらいつもあと一歩届かなかった。しかし、本格参戦4年目にしてようやく1勝をつかんだ。その名は多くの日本メディアで取り上げられたが、韓国でも「ペ・ヒギョン、日本女子ゴルフの舞台で初勝利……韓国選手5勝目」(通信社『聯合ニュース』)、「“ノーボギー65"ペ・ヒギョン、4年目の日本女子ゴルフで初勝利」(ゴルフメディア『マニア・リポート』)などと報じられている。
もっとも、韓国では早くからその才能が注目されてきた。幼い頃からサッカーやバドミントンなどスポーツが大好きで、女子よりも男子と遊ぶことが多かったというペ・ヒギョンは、小学5年生の頃に家族の勧めでゴルフをスタート。韓国が金メダルを独占した06年のドーハ・アジア大会に影響され、中学3年生からレッスンを受け始めると、めきめきと頭角を現し数多くのアマチュア大会で入賞した。
ブレークは10年。この年、韓国代表に選出されたペ・ヒギョンは、高校3年生のアマチュアながらKLPGAツアー「LIGクラシック」で先輩プロたちを抑えて優勝。アマチュアのプロツアー優勝は05年のシン・ジエ以来5年ぶりの快挙で、一躍その名が知られるようになった。同年にプロ入りすると、13年に韓国ツアー2勝目を挙げている。
早くから才能を発揮してきたわけだが、実は意外な一面もある。例えば、漫画「ドラゴンボール」が大好きだといい、日本進出当時には「ドラゴンボールを探しに行く」と話し、韓国でちょっとした話題になった。また、音楽好きでドラム演奏が趣味という一面も。
そんなキャラクターもウケ、韓国でも関心が高いペ・ヒギョン。今季の目標は「3勝」と明かしているが、初勝利を機に勢いに乗れるか注目だ。
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