週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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やっぱ柔軟性でしょ
ヒメネス初メジャー

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、リージョンズ・トラディションでミゲル・アンヘル・ヒメネスが優勝を飾った。スペインの個性派がツアー５勝目にして待望のメジャー初戴冠となった。

　一つに結んだトレードマークのロングヘアーは54歳になって白いものが目立つようになったが、プレーそのものは若々しい。その秘訣は、通称“クネクネストレッチ＂を欠かさないことだという。

　最終日にはスティーブ・ストリッカーに追い詰められたが、最後は３打差をつけ完全Ｖ。クラブを剣に見立て左腰の鞘に収める得意のポーズを披露した。

　「素晴らしい1週間だった。信じられないようなゴルフができた」と声を弾ませたヒメネス。メジャー大会で首位または首位タイで最終日を迎えたのは３回目だが、過去２回はスコアを伸ばしきれず16年の全英シニアオープンで３位タイ、16年の全米シニアオープンで２位とあと一歩で勝利に手が届かなかった。

　当時は「仕方ないよ、人間だもの。ボギーも叩くさ。でもこっちは一生懸命やっているんだ」と泥臭い発言で周囲を笑わせた。惜敗の歴史を乗り越えての勝利に「そろそろ勝ちたいと思っていた。メジャー初戦でそれを実現できてうれしいね」と特上の笑顔を見せた。

　今年の米チャンピオンズツアーは昨年までのベルンハルト・ランガー“一強体制＂が崩れ、多くの選手にチャンスがある展開となっている。ランガーも1勝を挙げ現在賞金ランク、チャールズシュワブカップランキングとも1位をキープしているが、ランガーの10試合に対し５試合しか出場していないストリッカー（レギュラーツアーでも活躍）がすでに２勝。今大会でも２位に入って約６００万円差に迫っている。

　今回の優勝で賞金＆チャールズシュワブカップランキング４位に浮上したヒメネス。気になる“クネクネストレッチ＂は本人がツイッターで解説している。

　
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