プレーヤーズ選手権のさなか、2009年の全米オープンチャンピオンの妻がドメスティックバイオレンス(DV)で逮捕されるというショッキングなニュースがあった。その後の展開は?
事件が起きたのは大会3日目の夜。78を叩きセカンドカットを通過できなかったルーカス・グローバーが帰宅すると、酒に酔った妻クリスタさんがグローバーを叱責。やがて喧嘩はエスカレートし、クリスタさんは暴力に訴え出る。驚いた義母が止めに入ったが、その母にまで手を挙げたというのだ。
しかし最初に911(110番)通報したのはクリスタさんで「義母に暴力を振るわれた」と訴えたという。電話が途中で切れたため、警察がコールバックするとグローバーが対応。「電話をかけたのは妻。母のせいにしていますが嘘です。彼女はおかしくなっています」と冷静に受け答えしたという。
その後クリスタさんは駆けつけた警察に逮捕され、一夜明け2500ドルを払って釈放された。報告書によると、グローバーと彼の母親のケガが確認されたが、グローバー本人がツイッターで「家族で解決しなければならない問題。プライバシーを尊重してほしい」とつぶやいたことで事態は沈静化すると思われた。
ところが週明けの月曜日、クリスタさんに「夫に対するいかなる接触も許可しない。自宅の150メートル以内への侵入禁止」という命令が下された。さらには6月22日に公聴会が開かれることに。クリスタさんは「罪に問わないでほしい」と懇願しているようだが、DV行為が法廷の場で裁かれる事態となった。14年の年間王者ビリー・ホーシェルの妻ブリタニーさんは、ちょうど1年前のこの時期、過去にアルコール依存症の治療のため幼い子供を夫に託しリハビリ施設に入ったことを告白している。
勝てば1億円のPGAツアーだが良いことばかりではない。選手の妻もストレスがたまる稼業なのかも!?
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