これまでもたびたびお伝えしている飛距離制限の問題に関して、USGAとR&Aが共同で新たに「ディスタンス・インサイツ・プロジェクト(飛距離検証プロジェクト)」をスタートさせた。
R&Aのチーフエグゼクティブ、マーク・スランバース氏は「ゴルフにおける飛距離の伸びは複雑な問題で、これまでもすべてのレベルで広範囲に議論されてきました。今後も、関連データを集め、国際的にこの問題に対する多くの異なった意見を聞くことが重要だと考えます。オープンに、迅速に進めます」と、すぐさま制限に動こうとしているわけではないようだ。
USGAも、今回のプログラムについて、ボールや用品の制限についてとくに問題にしているわけではなく、将来、飛距離の問題を議論する際の基礎を提供するためのものだとしている。
しかし、今春のマスターズで、フレッド・リドレー会長ヤーデージを伸ばす話に関連して飛距離問題に触れ「この重要な問題が深刻化している時に、ゴルフに関わるすべての人が共にゴルフにとっての最高の方法を見出すことを強く希望している」と語っている。その発言を受けて始まった今回のプロジェクト。改めてオーガスタの影響力を垣間見た気がするが、「一般からも広く意見を求める」と、USGAとR&Aは、ウェブサイトを開設。何か意見があれば http://www.usga.org/distanceinsights あるいは https://www.randa.org/distanceinsights に投稿できるので、英語でどうぞ……。
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