R&Aの"超本気"女性振興策
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/06/26号
2018/06/18更新

R&Aの"超本気"
女性振興策

 R&Aが「ウィメン・イン・ゴルフチャーター」というプログラムを発表、スタートさせた。

 チャーターというのは、憲章とか特権などといった意味。今後10年、R&Aはこの取り組みに、8000万ポンド、約117億円を費やすという。予算も莫大だが、この憲章には、ゴルフ団体の批准・署名が必要ということで、この運動を推し進めようとする〝覚悟〟がうかがえる。

 「私たちはR&Aを近代的で今日の社会にあったものにしたいと思っている。過去にこだわっていると何も変えられない。何もしないという選択肢はない。大多数のゴルフクラブは、先細りの市場をターゲットにしており、活気がなく、変えていかなければならない。統計を見ると、子どもたちをゴルフに誘うのは、男性ではなく、女性なんだ」と熱く語るのはR&Aのチーフ・エクゼクティブのマーチン・スランバース氏。さらに、「ゴルフの将来的な発展は、ゴルフ界で働く女性の数、とくに管理職での女性の数を変えることができるかということにかかっている」とも。女性プレーヤーを増やそうとするだけにとどまらず、ゴルフ界で働く女性の数を増やそうともしている。

 すでに、欧州ツアー、欧州女子ツアー、欧州ゴルフ協会、PGA、欧州障害者ゴルフ協会、イタリアン・ゴルフフェデレーション、ゴルフオーストラリア、ゴルフカナダ、ゴルフィングユニオン・オブ・アイルランド、イングランドゴルフ、アイリッシュ・レディス・ゴルフユニオン、スコティシュゴルフ、ウェールズゴルフなどが批准・署名。イギリスを中心に女性のゴルフ界への進出をサポートする動きが大きなうねりともなりそうだ。

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