米女子ツアーのショップライトクラシックで横峯さくらが最終ラウンドに猛チャージを見せアメリカでのキャリアベスト2位に入った。
20位タイから一時はリーダーボードの最上段に駆け上がった横峯。大会後インスタグラムに「ゴルフ人生最少スコアの10アンダーでまわることができました。順位もアメリカでの最高順位の2位! 優勝できなかったのはすごく悔しいけど、大きな1歩になったと思います」と喜びを投稿している。
「ショットが左右にブレてどうしていいかわからなくなった」という昨シーズンは予選落ちの山を築き、3万8686ドル(400万円強)しか稼げず、賞金ランクは三桁。シード権を失い、今季はこれが米ツアー参戦3試合目だった。
そんななか、本人が公式記者会見で「ベリーハッピー!」と語った1イーグル、8バーディのほぼパーフェクトなラウンド。「ほぼ」と書いたのは最終18番で3・5メートルのバーディパットを沈めていれば、1打差で勝ったアニー・パクに並びプレーオフに持ち込めるところだったから。米メディアのなかには、横峯が18番パー5でイーグルをマークして女子では唯一アニカ・ソレンスタムがマークしている夢の59が出るかと固唾をのんで見守った記者もいた。しかしチップインイーグルならず。1打差で米ツアー初Vはお預けに。
今回横峯が強調したのは昨年からキャディを務めるメンタルトレーナーの夫・森川陽太郎氏のサポート。「主人がキャディとしてかなりパワーアップしていることにもビックリ」(インスタ)と綴っており、会見でも「緊張すると無口になる私に彼がずっと話しかけてくれて、強い気持ちでいけといってくれた。それが大きかった」と二人三脚での快挙を強調した。
シードがないのでマンデー予選会で出場権を得るしかない立場だが、それでも「米ツアーでやりたい」と横峯。つかみ損ねた米ツアー優勝を手中に収めるのはいつ?
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