ドイツで行われていたアマチュアの9ホール競技会が、国際化し、R&Aのサポートを受けることになった。
「メルセデス-ベンツ・アフターワーク・ゴルフ選手権(以下MBAWGC)」がそれ。夏場の平日の夕方に9ホールの試合を各地で行うもので、ドイツではすでに過去5年間に約300のコースで3000試合を開催、7万5000人の参加実績があるという。それが、さらに「世界戦略の第一段階として」、スウェーデン、アルゼンチン、南アフリカでも開催されることになったのだ。
MB社のジェンス・シーマー・マーケティング担当副社長は「わが社が国際的なMBAWGCシリーズの冠スポンサーであることを誇りに思っている。9ホールの試合は、短期間の流行ではなく、とくに私たちのターゲット層(ゴルフの時間を作るのに苦労している20~50代の男女)にとって、18ホールの試合の代わりになるもので、それがこれまでの5年間で証明されている」と語る。
ゴルフの普及のため、9ホールプレーを推奨しているR&Aのマイク・テート・エグゼクティブディレクターは「イギリスで18ホールのコースが9ホールのコースの数を上回ったのは1923年のことで、9ホールのプレーには親しみがある」と語り、マーク・スランバースCEOは「R&Aは、9ホールプレーをエンジョイできる機会を増やしているメルセデツ-ベンツ社をサポートできることを喜ばしく思っている」。
ドイツでこの大会が流行った理由の一つは、その賞品。年間チャンピオンにはなんとベンツのCLSクーペ、月間優勝者はゴルフ旅行を手にすることができるのだ。日本でも開催されれば人気が出そうだが……。
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