鈴木愛がニチレイレディスでシン・ジエ、テレサ・ルーをプレーオフで下し、早くも今季4勝目を挙げた。
初の賞金女王に輝いた昨年は、29試合に出場して2勝。今季は10戦4勝(17日現在)と、女王連覇に向けて超ハイペースでひた走る。
それにしてもすごいのが、40%という勝率。過去にこれだけ高い数字があったかと調べてみると、名手たちもすさまじい勝率を残していた。
まずは、67年に発足した女子ツアーの黎明期を牽引した樋口久子。2試合しかなかった68、69年はいずれも2戦2勝の勝率100%だった。徐々に試合数が増えても、70年60%(5戦3勝)、71年80%(5戦4勝)、72年71・4%(7戦5勝)、73年50%(14戦7勝)と勝率50%超を6年続けた。00年から賞金女王6連覇を成し遂げた不動裕理は03年が圧巻。24試合に出場し、ツアー年間最多の10勝を記録した。勝率は41・7%。
男子では96年の尾崎将司が17戦8勝、勝率47・1%。出る大会を絞り、出場した3試合連続優勝もあった。
米男子ツアーでは全盛期のタイガーが強さを見せつけた。00年45%(20戦9勝)、06年53・3%(15戦8勝)、07年43・8%(16戦7勝)と4割超え。足の故障で全米オープン優勝が最後となった08年は、6試合で4勝。勝率は66・7%だった。
女子はアニカ・ソレンスタム。02年は23試合のうち11試合を制し、勝率47・8%。シーズン最多勝利でミッキー・ライトに並んだ。アニカは04年も18戦8勝で勝率44・5%。05年には20試合で10 勝し、驚異の勝率50%を達成した。年間10勝以上を2回記録したのもライトと2人しかいない。
さて、鈴木はこのペースをいつまで続けられるか。
※データはニチレイ終了時
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