生き方がヘビメタ。オレがコースを守るぜ!著作権でな
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/10号
2018/07/26更新

生き方がヘビメタ。
オレがコースを守るぜ!著作権でな

  イギリスで、あるバンドの著作権の一部が売りに出されたのだが、それがゴルフ場絡みだったのだから聞き捨てならない。

 イギリス史上最高のヘヴィメタルバンドといわれ70~80年代にかけ人気を博したジューダス・プリースト。その結成メンバーで11年までギタリストを務めたK・K・ダウニング氏はじつはゴルフ場のオーナー。ところが昨年、彼が所有するアストバレーGCが財政難に陥り破産申請を行わざるを得ない状況となった。

 そこで飛び出した仰天の案が、バンドが所有する136曲の著作権の一部を売りに出すというもの。ゴルフ場救済のために印税の一部を充てるというのは前代未聞のウルトラCだ。

 当局によるとYouTubeで3000万回以上視聴されている大ヒット曲ブレイキング・ザ・ローを含む80年代にイギリスでチャートを賑わせた楽曲の印税は年間25~30万ポンド、日本円にして3600~4400万円に上るという。

 現在ダウニング氏の管財人が著作権の獲得に興味がある企業や個人を募っており、ネットでも応募可能。

 「ダウニング氏が所有する136曲の著作権、つまり知的財産権を取得することはユニークな投資のチャンスになるはずです」と管財人は力説するが果たして?

 現時点でゴルフ場は通常通り営業されているが、身売りではなく著作権を売ってまで立て直しに奔走するのは「いつか全英オープンの開催コースにしたい」というダウニング氏の熱い思いがあるから。ゴルフ好きの有名人は星の数ほどいるがダウニング氏の情熱は桁違いなのだ。

 

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