主将から連絡がない!ライダー杯出場熱望のB・ワトソン
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/17号
2018/08/03更新

主将から連絡がない!
ライダー杯出場熱望のB・ワトソン

 バッバ・ワトソンが、先のトラベラーズ選手権に優勝し、早くも今季3勝目。ライダーカップの出場権をほぼ確実にした。

ライダーカップのメンバー選考は毎回米メディアにとって大きな話題となるが、とくにワトソンの場合、前回2016年の事件(?)があるだけに、注目度が高いのだ。

ライダーカップの米チームメンバーは、試合成績によるポイントの上位8人が自動的に選ばれ、残り4人はキャプテンが選ぶ。2016年の大会では、ワトソンはポイントでは次席で届かなかったものの、当時の世界ランクは7位。メジャー2勝の実績からしても、当然選ばれると思われていたものの、当時のキャプテンD・ラブⅢは「彼とフィットしてチームを組める選手がいない」との理由でメンバー入りならず。自ら志願し、5人目の副キャプテンとして参加した。それだけに3勝目を挙げた際も、真っ先に気にしたのはライダーカップのこと。「(キャプテンの)ジム(フューリック) から、まだ何のメッセージも送られて来ていない。彼から『何があっても君を選ぶ』という声が聞きたいんだよ。自分はライダーカップに勝ったことがない。だから、選手としてチームの一員になり、ライダーカップに勝つことは、自分にとってメジャーに勝つことと同じような意味を持っているんだ」と熱く語った。

マスターズ2勝を含め、米ツアー12勝のワトソン。二人の養子を育て、チャリティ活動にも積極的。にもかかわらず、アメリカでの彼の人気は今ひとつ。その理由の一つが、彼が参戦した3回のライダーカップ(2010、12、14年)では欧州チームに敗れ、しかも、最終日のシングルマッチでは、3回とも彼自身が敗れているのだ。

ライダーカップで活躍して、チームが勝てばアメリカでは大ヒーローになる。そういった意味では、確かにメジャー相当ともいえる。マッチプレーに弱いとされるワトソンだが、今季はWGCマッチプレーで優勝。自信もあっての発言なのだろう。今年のライダーカップでワトソンはヒーローになれるか?

 
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