ドライバーもアイアンも硬さを揃えた、新コンセプトシャフト
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/07/24号
2018/08/07更新

ドライバーもアイアンも硬さを揃えた、
新コンセプトシャフト

 長い番手から短い番手まで、シャフトの振動数を全て同一にするという理論、『フラットフレックス』が発表された。

 振動数とはシャフトの硬さを表す数値。シャフトは短くなるにつれ、硬くなるのが一般的だが、開発元に聞いてみると、そもそもそれ自体が疑問なのだという。

 「クラブを開発するなかで、ドライバー以上にアイアンの飛距離に悩むゴルファーの多さに驚いたことが、今回の新理論発案の原点になりました。アイアンはシャフトが硬く、長さも短いため、どうしても打ち急いでしまい、飛距離ロスや方向性が安定しない要因になっています」(グラビティー 代表取締役 原田安浩氏)。

 そこで、ドライバーと同じ振動数にすることで、しなりを感じてゆったりとスウィングでき、飛距離アップにつながるというコンセプトだ。また、距離をコントロールするウェッジでは、シャフトのしなりが手打ちを防ぎ、距離感の向上に顕著な結果が出たという。「すべての番手において、スウィングのリズムとインパクトのタイミングが一定になるため、ミート率が高まり方向性が安定します」(同原田氏)と、メーカーも胸を張る。

 気になる価格は、1Wで8万円、FWが6万円、UTが4万円、アイアンが1本3万円(すべて税抜き)と、セット14本をすべて揃えるとシャフトだけで、50万円以上かかる計算だ。

 この理論は特許出願中だが、普及促進のため同業他社にも3年間無料で製造販売の許諾をするというので、今後の展開にも注目だ。

 

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